築40年以上の住宅で床板が割れてしまっている所やブカブカする箇所があり、その修理工事を請け負いました。
御施主様の方で数年前にDIYにてフロアタイルを施したようです。
しかしながらそのフロアタイルの接着剤が強く、剥がす作業が思いのほか手間取りました。
床の不具合箇所を撤去してみると下地となる根太の間隔が広くなっていました。
通常根太の間隔は1尺(約303mm)なのですがこちらの根太間隔は1.2尺(約364mm)でした。
これは床板の劣化を早める原因のひとつです。
しかしながら全面に根太を増やすとなると床を全て剥がしての大きな工事になります。
工事日数も金額も変わってきます。
もともと現状の床板の上に新たな床板を張り強度を増す予定でしたのでそのまま工事を進めました。
ただし、新たに張る床板の継ぎ目に根太がないといけないのでその箇所だけ根太を増設しました。
撤去した床部分にコンパネを張り新たな床板を張っていきます。
張ったところから傷にならないよう養生シートを張りながらの作業です。
プレス機で使う金型置き場の土間がアスファルトになっているのですが
何トンもある金型をフォークリフトで何度も運搬することによりアスファルトの凹み・割れ・剥がれが生じます。
そのアスファルトをコンクリートにする工事を依頼されました。
また、今回の工事個所にはU字溝による側溝が施工されておりグレーチングの蓋が被せられていました。
重量物がその側溝の上を往来したことでU字溝が陥没しグレーチングの蓋が反り曲がってしまいました。
今回はU字溝を撤去し、雨水溜めマスを施し、それをパイプで繋ぎ排水するという工事をしました。
工事予定箇所にコンクリートカッターを入れます。
U字溝を撤去してマスの設置個所と排水パイプのための掘削をします。
マスのための型枠を入れパイプをつなぎコンクリートで固定します。
この後、異形鉄筋を250mmピッチで配筋しコンクリートを打設しました。
フォークリフトが滑らないよう粗目の仕上げにしました。
毎日大型トラックが搬入し荷物の積み降ろしが行われている箇所が経年劣化により凹凸がひどくなりそれを直す工事を施しました。
現状はアスファルトですが下地の砕石等の突き固めが不十分だったり、アスファルトの厚みが薄かったり、またその他の要因が重なり凹凸や剥がれが生じます。
アスファルトを剥がしとり、コンクリートにする工事です。
アスファルトにカッターを入れ取り除き、コンクリートの厚み分の土を鋤取り(すきとり)均します。
土の鋤取りが完了したらランマーにて地面を突き固めます。
土埃が舞うので散水しながら作業しました。
250ミリピッチで結束しました。
コンクリートと鉄筋とのかぶり厚さを調整するためにスペーサーブロックを施します。
コンクリートの天端目安の鉄筋をあてにしながらコンクリートを打設しました。
コンクリートバイブレーターを使用しコンクリート内の気泡を外部に追い出し、強度・水密性・耐久性に優れたコンクリートにします。
上の写真は打設直後の画像で仕上げ前の状態です。
今回は渡瀬町の【株式会社飯田左官工業】様に均しを依頼し、きれいに仕上げていただきました。