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特殊工事の記事

特殊工事

外国人社員用の寮を改造し倉庫にしたいとの依頼がありました。

鉄骨造なら空間を大きくとることが可能であり倉庫に向いていると思うのですが、依頼があった建物は木造住宅。

柱、間柱があちこちに立っています。

土台が乗っている布基礎もあちこちに...

これを倉庫にするんですか?と何度も聞き直してしまいました。

とりあえず解体しても支障のない壁・床・天井を撤去します。

20250603_132958.jpg荷重のかかっていない柱を外し基礎をハツリます。

20250604_145540.jpg整地してハツったコンクリートを割栗石代わりに敷き詰めます。

20250611_135725.jpg砕石を入れてランマーで突き固めます。

20250613_161417.jpgワイヤーメッシュを敷きレベルで高さを出します。

20250619_112725.jpgコンクリートを打設し金鏝仕上げにします。

20250619_112927.jpg東面にフォークリフトが入れる入口をつくります。

既存の壁を解体し基礎と骨組をつくりシャッターをつけます。

20250619_112651.jpg20250701_100504.jpgまた、西面からは台車が入れるように入口をつくり進入路となるスロープも施工します。

工事前の状態。

20250605_120001.jpg壁を解体し貫通させます。

20250619_112804.jpgコンクリートでスロープをつくります。

20250701_100604.jpg入口内側にシャッタを取付け、簡易的な庇を付けました。

20250702_163627.jpg屋内には基礎や柱が残り少々迷路のような倉庫になってしまいましたがこれが精一杯でした。

板金工事,特殊工事

事務所上部の大屋根の樋から大雨のたびにひどく雨漏りがするとの事で対策工事を施しました。

原因とみられる樋

20241012_082813.jpg足場をかけてさらによく見てみると細く加工された軒樋が詰まって溢れていたようです。

20241030_144724.jpg繋がっている縦樋を切り離し、加工された軒樋に穴をあけ雨水の通りを確保します。

20241109_135305.jpgそこからの雨水を受けるように下部に大きな軒樋を取付けます。

20241109_150634.jpg更に万が一、軒樋が溢れてその水が事務所屋根に当たり跳ね返る恐れがあるとの事でビニールカーテンを施しました。

20241214_092717.jpg20241214_092850.jpg20241214_103538.jpg20241214_104216.jpg更に更に出入口付近となる箇所に屋根をかけました。

20241221_143008.jpgこれにてここの雨漏りで困ることはなくなったと思います。

しかしながら経年劣化もあり他箇所でも雨漏りが多くまだまだ雨漏りと付き合っていくことになりそうです。

大きなプレス機が稼働したときに出る音がかなり大きく、その対策として2021年8月頃に防音壁を施工しました。

しかしながらまだ音漏れが大きいため防音壁の増設を依頼されました。

現状の防音壁

20240529_140010.jpg

上部にもう一段増設するのですが上部に干渉する鉄骨があり、それを先に切断撤去します

足場を組んで溶断しユニッククレーンにて荷卸ししました。

20240921_151701.jpg20240921_120301.jpg

増設部分の鉄骨を組付します。

20240922_100224.jpg20240922_100314.jpg

防音壁となるへーベル(厚形ALCパネル)を張ります。1枚あたり結構な重量があるので3段目まで上げるのはかなり大変でした。

20241005_100537.jpg

また、工場の外壁もヘーベルなのですがその外壁の内側にもう1枚ヘーベルを張るよう依頼されました。

20241005_100657.jpg

これらの工事で防音効果があったようです。

2021年5月にも補修工事が行われましたが、今回はまた違う箇所が破損し鉄板がめくれて鉄屑が引っかかって詰まってしまったようです。

プレス鉄屑シューターはこのブログが始まる数年前から何度も補修工事をしています。

その度に破損した面を「耐摩耗鋼板」という耐久性の高い鉄板を貴社から支給してもらい溶接してきました。

今回の破損箇所はその「耐摩耗鋼板」に穴があきました。

はじめ聞いたときは「マジか?」と疑いましたが現場を見るとほんとに穴があき鉄屑が挟まっていました。

これが原因となり鉄屑が積み上がり塞いでしまい排出出来なくなったようです。

20230902_094207.jpgプレスを休止できないため修理を急ぎます。

耐摩耗鋼板を発注すると時間を要しますし、今回のことで耐摩耗鋼板の信用も...との事で通常の鋼板で補修することとなりました。

鋼板ですが現状4.5mm厚のところ、倍の厚みの9mmの鋼板を使用します。

地下に潜り作業場をつくりシューターを接合部で外し下ろします。

20230909_100101.jpg穴があき反りあがった部分を切り取ります。

耐摩耗鋼板なのですが思ったより簡単にグラインダーで切れました。

20230909_100709.jpg

20230909_111346.jpg9mm鋼板をサイズに切断し溶接します。

20230909_140659.jpg溶接完了後、シューターを吊り上げ元の位置に接合しボルト締めします。

作業場を解体し、もう1か所の補修工事にかかります。

補修したシューターから落ちた鉄屑を受ける部分も破損しているのでそこも9mm厚の鋼板を溶接で補強します。

20230910_130955.jpg元通りに組み立てます。

20230910_131035.jpg使用した道具や足場などの資材を地下から荷揚げして片付け・清掃し完了となります。

車の部品などの製品置き場なのですが、屋根の採光部分からの光で製品に錆などの不具合が発生するとのことです。

大部分には太陽光発電パネルが設置されているのですが屋根の端部からの採光が問題のようです。

作業前の屋根の状態。

20230621_085128.jpgそこに紫外線カット効果のあるポリカ波板をビス打ちして固定します。

当然ですが雨漏りしないようしっかりとシーリングします。

20230621_093034.jpgこのようなところが全部で6ヶ所あり、全て同じ工法で施工しました。

下から見た状態です。

施工前

20230621_102941.jpg施工後

20230621_102949.jpg屋根の上で施工しているときはかなり暗い色の波板と思っていましたが下から見ると思いのほか明るく見えます。

紫外線カットはされているはずなのでこれで様子を見てもらうことになりました。

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